社会人学生を挫折した話

はじめに

この記事は【増枠】社会人学生 Advent Calendar 2020 - Adventarの21日目の記事となります。 はじめまして。2018年に通信制の大学(学士)に入学し、1年で退学してしまいましたのでその経験を踏まえこれから入学される方にはそのようなことにならないよう反面教師にしていただければと思います。

どこの大学に入学したか

自分の職業はソフトウェアエンジニアです。なので情報科学科のある帝京大学の通信課程に入学することにしました。 www.teikyo-u.ac.jp 通信課程ということもあり志望動機を書く程度で入学できますのでもし興味のある方は応募されてみてはいかがでしょうか?(突然の勧誘)

入学して良かったこと

結局1年しか在籍しなかったので一般教養科目が多かったです。なので普段そこまで興味関心がない学問に対して外部要因により学ぶことができる点です。 社会人になると学びたいことしか学ばなくなるため知識が偏ったり視野が狭くなりがちです。そういった偏りから強制的に(少しは)解放されるので、そういう意味で良かったなと感じてます。

学割を使えるのは良かったですね。さまざまな商品を学割で享受できましたが、なかでもJetBrainsのIDEが無料で使えるのは神だと思いました。 今は学生ではないので無料ではないですが、引き続き利用させていただいてます。 JetBrains: ソフトウェア開発者とチームに欠かせないツール

これは乱用すると良くないですが、会社の飲み会に誘われたときに「あ、今日課題の締め切りなんですよね~・・・。」的な言い訳で回避することも可能です。 いやな印象を与えるどころか「お、がんばってるな」と良い印象を与えつつ欠席できるので良いです。

あ、あと学費が安いです。年20万円程度(教科書代込み)なので、4年でストレート卒業した場合80万円と私立大学の1年未満の金額で卒業できてしまうコスパの塊です。

入学悪かったこと

確実にプライベートの時間が減少します。スケジュール的には平日は仕事が終わってひと段落したらデスクで期日までに課題が出されていたのでそれを完了するために、教材を調べたりプログラミングしたりしてました。休日も平日とやることは変わらないですが、平均半日はそれらの作業をしました。勉強量的にはそこまでではないですが、やはりたまには息抜きというものをしたいなと常に感じてました。こうした生活をしているとやはり人間関係にウエイトがおけなくなるため、徐々に友人が減るというか連絡を取り合うような人は少なくなったように感じます。

悪いことはそのくらいであまりないです。

今後社会人学生を予定している人が気を付けたほうが良いと感じたところ

環境の変化に気を付ける

大学に入学した年の夏ころに諸事情で東京から福岡に引っ越しするしました。 居住地とともに職場も変わったので、職場でのインプットが優先度的に高くなったり環境の変化でストレスも増え、これを機に徐々に課題をほったらかしにすることが増えました。

教訓としては大学卒業するまでは転職や居住地を大幅に変えるといったストレスがかかること、インプットが大学以外に増えることは避けるべきかなと思いました。 いや、これは私がストレス耐性ないことやインプットが効率的でなかったことが要因としてあるので、そんなもの関係ないという強い方はどんどん環境を変えつつ大学もチャレンジできると思います。

プライベートで趣味の時間を意識的に用意する

大学の悪かったことに書きましたが、プライベートが終了しますので、意識的に月に一回はチートデイを用意するなど工夫があってもよいかなと思いました。

忙殺されそうになったら留年や休学をする覚悟をあらかじめ持っておくこと

自分はストレートで4年で卒業しようとして失敗しました。もし転職したタイミングで「今年はインプットが増えそうだから一年休学しよう」とスイッチできたらまだ継続して大学に在学していたかもしれません。普通の大学生なら留年、休学の選択はやや難しい(親御さんから入学金などを払ってもらってるケースが多いため)が、社会人学生は基本的には自分でお金を投じてます。なので、柔軟にそのあたりの選択ができるかと思います。

まとめ

単位を落としてもよい、留年してもよい、ゆっくり自分のペースで勉強することができるのが社会人大学生の良いところです。 豊かな人生にするためにこの記事が少しでもお役にたてば幸いです。